☆「ディノのたのしいおうち」ヒストリー☆

お陰さまで「ディノのたのしいおうち」は販売開始(2000年9月)から、はや5年以上が過ぎました。
本ページは「ディノのたのしいおうち」を製品化するまでの過程です。
宜しければお読みください。

当時、6歳と2歳の子供をもつママでした。ごっこ遊びの大好きな時期で、子供の遊ぶ室内のおうちがあればいいなーと思っていましたが、街には、プラスッテック製の大型のおうちしか売っていませんでした。
プラスッテック製の大型のおうちはありましたが、小さくならないので狭い我が家に置くスペースも無く、なんとか置けたとしても、今後ゴミ問題が深刻になるのに、子供のおもちゃで大型ゴミを出す事になるのも・・・心悩ませる問題でした。

また、幼い子供をもつ家庭では、どこのおうちでも、このテーブルにだけシールを貼って良い。とか この扉にだけシールを貼っても良い。などのルールがあり、一つの家具がシールでダメになっているのを目撃していました。私の中では、もったいないなーと思う気持ちがありました。
我が家では、空箱やノートにシールを貼らせていましたが、子供にとっては大きなスペースにシール貼る醍醐味感が一番楽しく、ノートなどで、ことを終らせるのは、楽しさが半減してしまいあまり楽しいものでないようでした。
もちろん、落書きやシール貼りを叱っていました。子供は隙を見つけてシールを貼り、親は見つけると即座にはがし、子供は大好きなシールが無くなったと怒ったり、泣いたりでした。叱るより、楽しめるスペースを作ってやりたいとも考えていました。

当時、ビニールで膨らませるタイプのおうちもありましたが、膨らませるのに時間が掛かり、簡単に出し入れが出来ずに、出したら出しっぱなし
仕舞ったら仕舞いっぱなしになり、子供が遊ばない時の大型玩具は邪魔でした。また、穴が空きやすくどこともなく空気が抜ける欠点もありました。

そんなことで、環境にやさしく、簡単に組み立て、簡単に収納するおうちを作れないか考えはじめることになりました。

環境にやさしい素材で真っ先に思いついたものは、ダンボールでした。しかし、紙製は弱く、紙製のものにどうやって耐久性をもたせるかが問題でした。ある日、冷蔵庫に入っていた牛乳パック!!これは、何個か合わせて椅子にもなるほどの強さがあります。そこで、形を牛乳パックにこだわる事にしました。しかし、ダンボールには厚みがあり、牛乳パックのように行かず、少し改良する必要がありました。

そこで、試作品を作ろうとダンボール探しに出かけました。ダンボールは街でよく見かける製品ですので、簡単に手に入ると考えていましたが、大きなダンボールは手に入りませんでした。そこで、東急ハンズに出かけ大きなダンボールシートを買いました。子供がはいれる大きさと強度のあるダンボールを買うと、以外に高く合計¥3,500〜¥4,500はしたと思います。

これを持ち帰りカッターで切り、つなぎ目をガムテープで止め、半日がかりで試作が完成しました。
この作業で気付いた点は、ダンボールは意外に強く、また意外に弱い点でした。

意外に強い点は、ダンボールには、縦の目と横の目があり、縦には強いところ。梱包のダンボールが強いのは、つなぎ目が無いので亀裂が生じないからだと発見!
意外に弱いのは、つなぎ目部分でした。そこから劣化がはじまるのでした。試作品は、ダンボールをガムテープで繋げたので努力の甲斐なく1〜2日程でダメになりました。

より長持ちするダンボールハウス作成の為、つなぎ目のない、4面の壁・屋根のすべてが一体化になる形を考えました。このことが後で大変苦労することになるのです。この設計の唯一のジョイント部分(屋根と壁とのジョイント)に関しては、切り込みを入れると弱くなるので、切込みを入れずそのまま差し込む方法をとりました。

もう一つの目的「簡単に組み立てたり、片付けたりできる」は、日本の昔からの知恵・屏風織りにすることで解決しました。

次のハードルは、量産して頂ける製造会社探しでした。試作品を持ち相談しましたが、360cm×180cmの大きな一枚のダンボールを使用し、それも両面白でとお願いすると前向きな回答を得る事が出来ませんでした。「価格がとても高くなり、販売できる価格にならない」「当たって砕けろだな」などのご忠告しかもらえず、出来る工場を探す事は至難の業でした。平行して中国・台湾にも足を運び交渉しました。総合的に検討した結果、技術面・品質どちらも日本製が良く、日本の会社に依頼する事になりました。

工場での試作には、特にダンボールの厚みと紙の強度が問題になりました。、屏風織りにする為、厚すぎたり、強度がありすぎると割れしまい、薄いと強度がありません。
何度も試作を繰り返し、お客様に喜んで頂けるよう、割れるギリギリ寸前の厚さを見つけ決定しました。

おうちの周りの絵にもこだわり、ストーリー性のある、お子様が楽しい気持ちになるような絵を依頼しました。特に最後まで,思案した場所が煙突でした。どうしてもアイデァが無く時が過ぎましたが、屋根が夜と昼なんだから、空を見れば太陽と月があるとひらめき無事完成しました。

2000年9月に製品化することが出来ました。販売開始以来、大変多くの方にご購入頂きました。「ディノのたのしいおうち」は、私の思いがたくさん詰まっています。満足のいく製品に出来上がったことを感謝しております。また、お買い求め頂きました多くの方に心から感謝しております。




 

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